扇山地区防災体験学習会に120人参加

鶴見小体育館で
VRゴーグルを使った浸水体験を実施

 別府市は「扇山地区防災体験学習会」を18日午前10時、市立鶴見小学校体育館および体育館周辺で実施し、120人超が参加した。
 別府市、扇山地区自治会、大分地方気象台、国土交通省、(株)消防防災、(有)明石文昭堂、(株)グリコ、九州電力送配電(株)、(株)スカイ・ファイブ、デンタルサロンジャパン(株)、(株)イトダネームなどがブースを出した。
 今年は、熊本地震発生から10年という節目であることから、過去の大規模災害を風化させないために、別府市では防災に関する様々な取組の実施を予定。住民や自治会、市、関係機関との協力体制の構築、そして多世代の人に防災を体験することで、防災普及啓発に繋がると考えたことから、実施した。
 体育館では、始めに江藤定信扇山自治会長が「今年は熊本地震から10年の節目となります。別府でも多くの被害が出た。けっして風化させてはいけない。想定外が起こるのが災害で、その想定外を想定する、それが防災や減災につながる。皆さんにとって、気づきの一日になれば」。
 続いて中西郁夫防災危機管理課長が「市役所でパネル展や災害対策本部の設置運用訓練をしました。多くの自治会の皆さんが行っている訓練にも参加し、今までよりも大規模に行い、防災意識を高めるための取り組みとして、今回の開催となりました。皆さんの思いを共有しながら、万が一の備えに対する意識を高めてください」とあいさつし、学習会が開始された。
 体育館内では▽VRゴーグルによる浸水体験▽災害の実験(竜巻発生装置、津波発生装置、空気砲、雲発生装置、雨粒実験装置、液状験装置、地震メカニズム断面など)▽ペーパークラフト作成▽個人や家庭で準備している防災物品の展示▽防災食体験(ビスコ)▽ドローン操作体験(UFOキャッチャー)―などを多数を実施。
 参加した70歳代女性は「どこも印象に残った。自宅には、置いていても困らない缶詰やポタージュなど1日分を準備していますが、熊本・大分地震のときは怖かった。5年保存ができる保存食もあることを知ったので、改めて準備をきちんとしようと思いました」。
 同小6年生の田吹凜紗さん(11)=鶴見小マリンズ主将=は「VR体験が印象に残りました。いろんなブースを回って、災害が発生したときのために、日ごろから食料や水などの準備をしておかないといけない。水圧がかかった状態のドアを開けましたが、40㌢の深さの水もかなり重たかった」とそれぞれ話していた。