別府警察署は21日、特殊詐欺(ニセ警察詐欺)の発生を発表した。被害金額は1470万円。
市内の60歳代女性の携帯電話に9月29日、広島県の郵便局員を名乗る女から電話があり「あなたが郵送した荷物を受け取った者が、身に覚えがないということで郵便局にその荷物を持って来ている。中に携帯電話やキャッシュカードなどが入っているが郵送したか」などと言われた。女性が郵送していないことを伝えると、女から「被害届無関係証明書を発行するので、広島県警に電話するように」と言われ、教えられた電話番号に電話をかけた。すると広島県警察を名乗る男から「犯罪グループの男が、あなたに現金200万円を渡したと言っている。身の潔白を証明するためには口座にある現金を調べる必要がある」などと言われた。
その後、さらに検察官を名乗る男とSNSアプリの「シグナル」で連絡することとなり、ビデオ通話で逮捕状のようなものを見せられ「あなたに逮捕状が出ている。あなたの口座にある現金の番号を確認して犯罪収益に該当する現金があれば、あなたを逮捕する。無実を証明するため現金を確認する必要がある」などと言われた。10月10、16日の2回にわたり、紙袋に入れた現金620万円および850万円を、それぞれ検察官の男が指定した市内の公園のトイレに置き、自宅に帰った。
その後、16日に複数回にわたり現金を出金したことを不審に思った金融機関から通報を受けた警察官が女性方に赴いた。女性は検察官の男と電話をしており、警察官が来ていることを伝えると、一方的に電話が切られたため、被害に遭ったことに気づいた。
同署は「警察官や検察官が、アプリのビデオ通話で逮捕状を示したり、金銭の支払いを要求したりすることは絶対にありません。この手口は詐欺ですので、すぐに警察に相談してください」と呼びかけている。
