混浴温泉世界実行委員会は12月12日から開催する「梅田哲也in別府」と「ベップ・アート・マンス2020」の記者発表会を12日午後2時30分、別府商工会議所で開いた。
山出淳也総合プロデューサーは「コロナ禍で、どのような企画にするか悩みました。どんな状況でも想像する心を無くしてはいけない。想像力をかきたてるような内容にしたい」と開催について述べた。
「in BEPPU」は、毎年、国際的に活躍する1組のアーティストを招いて、地域性を活かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭。今年は、音楽、美術、舞台芸術など分野を越えて活躍するアーティストの梅田哲也さんを招いて、12月12日から来年3月14日まで、別府市内さまざまな場所に設置した作品を、地図などを頼りにめぐる展覧会を開催する。また、オンライン上で鑑賞できる作品も予定している。複数エリアを舞台に長期的に展開する回遊型のプロジェクトとして、新たな展覧会の形を模索する。入場は無料だが、一部有料になる予定。
山出総合プロデューサーは「梅田さんの世界に浸れる場所を作る。現地で体験すること、オンラインで体験することが連動してくれるといいと思っている」と話す。
梅田さんは「自分がこれまで出会ってきた場所や人の中で、続けられなくなった場所、やめざるを得ない人たちがいるのを知るにつれ、自分は今どういう立場にあるだろうか考えています。ひとまず、自然のこととそうではないことを分けることから始めてみます。自然は自然として受け入れてしまってから、改めて一つひとつ手をつけていくことにします」と同実行員会事務局を通じてコメントしている。
「ベップ・アート・マンス」は、市内で毎年開催される文化・芸術にまつわる活動を幅広く募る登録型の市民文化祭。12月12日から来年1月31日まで開催される。今年で11年目。プログラムの募集は9月1日から開始する。
応募方法は、専用フォームで登録またはプログラム登録申請書をメール(info@beppuartmonth.com)で送付、郵送か事務局へ持参する。プログラム登録申請書はウェブサイト(http://www.beppuartmonth.com)からダウンロードできる。郵送先は、〒874・0933別府市野口元町2―35、菅建材ビル2階、NPO法人BEPPU PROJECTまで。
問い合わせは、BEPPU PROJECT内の事務局(電話22・3560)まで。