別府市中須賀東町の福田サヨさんが20日に100歳の誕生日を迎え、長野恭紘別府市長が28日午前10時、自宅を訪れて長寿を祝った。
福田さんは杵築市出身で、杵築和洋裁女学校を卒業後、軍人だったご主人の長年さんと23歳の時に結婚。満州から戻り、亀川四の湯町でクリーニング店を営んだ。夫の死後、61歳の時に写真やギターを習い始めた。その後、女性だけのカメラサークル「写団なでしこ」に参加して、作品展や写真集の発行などをした。リハビリに通いはじめて、塗り絵も好きになったという。来年4月には、東京で活動する孫の「東京神父」さんと一緒に「140歳の写真展」を開く予定だという。子ども2人、孫4人、ひ孫8人に恵まれた。現在は長男の寿之さん(75)家族と暮らしている。
長野市長が表彰状とお祝い金を手渡し「お元気で、とても100歳には見えません。これからも元気でいてください。写真展を私も見に行きたいです」と話した。
福田さんは「100歳といっても、自分のこととは思えなかった。自然に100歳になった感じ。写真も1人じゃなかったから楽しく続けてこられた。いい写真を撮りたいなと思っても、なかなか難しい。石垣公園にサクラを撮りに行きましたが、最近は庭に花を植えて撮ることが多い。あまり、体が強くなかったので、無理しない程度にやってきただけ。子どもや孫、皆さんに世話になって、ありがたい」と話した。