別府鶴見丘高校と翔青高校生5人 英国ウェールズでの研修を報告

ウェールズでのサマースクールを終えて市長に報告をした

 大分県立別府鶴見丘高校(姫野秀樹校長)と別府翔青高校(阿南典久校長)は、英国ウェールズで実施した「カーディフ大学サマースクール」の報告を3日午後5時、長野恭紘別府市長に行った。
 海外での研修活動を通して、多様な視点やアイデアを学び、国際的知見を深めることを目的に、別府市が実施したもの。別府鶴見丘高校からは、2年生の阿南彩香さん(16)、川島さくらさん(17)、1年生の有馬鞠杏さん(15)、山下真由さん(15)、別府翔青高校からは3年生の岩本朋奈さん(17)が参加した。
 国立カーディフ大学で幹細胞の研究成果や角膜の移植技術の授業などを受けたり、日系企業を訪問したり、ウェールズラグビー協会を訪問するなどした。ウェールズ代表は、ラグビーワールドカップで別府市でキャンプをするチームの1つ。
 報告会には、岩本さん、川島さん、有馬さん、山下さんが出席。川島さんは「自分の視野を広げたいと参加しました。海外は初めてで、新鮮でした。皆さんフレンドリーで、沢山話しかけてくれました。英語以外でも、積極性を持つことの大切さを学びました。間違いを恐れて、話しかけたり質問したりが出来なかったことが反省点。これからに生かしていきたい」。
 山下さんは「海外は2回経験がありますが、ほとんどが観光で、地元の人と話すことはありませんでした。今回は、多くの人と話すことが出来ました。皆さん、優しくしてくれて、楽しかったです。大学では、あやふやな質問も理解しようとしてくれてうれしかった」。
 有馬さんは「自然が豊かで、人も優しくてとても感動しました。英語での授業は難しく、あまり理解は出来ませんでしたが、これからは、もっと理解したいという気持ちに駆り立てられました。コミュニケーション力がとても大切だということに気づけた」。
 岩本さんは「自分の英語力とコミュニケーション力があまりないと実感しました。観光地での説明や授業も半分しか聞き取れなかったけど、面白かったので、全部理解できればもっと面白いだろうと思う」とそれぞれ感想を述べた。
 長野市長は「ウェールズを訪れた時、お互いに子どもたちの交流をしたいという話しになった。こんなに離れている国なのに、日本の文化や歴史に興味を持ってくれている。ラグビーの縁がなければ、今回の研修もなかった。学生時代に海外を体験できるというのは、とても良いこと。いろんな国の文化を体験して、視野を広げて国際人として頑張ってほしい。ラグビー終了後も長く続くレガシーを作るのは、皆さんです」と述べた。

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