県立日出総合高校商業部が試作品づくり

高平おばちゃんズの指導を受けながら自分たちで考えたかぼちゃ料理を作った

 大分県立日出総合高校(長岡幸次郎校長、447人)の商業部が12日午前9時、日出産かぼちゃブランド化推進事業の一環として、高平(こうびら)おばちゃんズと一緒にかぼちゃを使った料理の試作品づくりを行った。
 日出産かぼちゃブランド化推進事業は、町が平成29年度から5カ年計画で進めているもので、一次産業振興として、町産野菜のブランド化を目指して、全国展開できるような産品をつくっていこうとJAべっぷ日出と協力をして進めている。
 日出総合高校では、当初から商品開発や販売促進のプロデュースに協力してきた。「HIJI SO GOOD!!プロジェクト~地域の高校活性化支援事業~」として取り組み、日出産かぼちゃを使ったアイスキャンディーやジャム、チーズケーキ、ババロア、コロッケを開発してきた。高平おばちゃんズとは以前から交流があり、試作品を作るにあたり、アドバイスをもらうことにした。
 商業部の生徒4人と高平おばちゃんズの2人が参加して、大学かぼちゃ、椎茸のかぼちゃ肉詰めを作った。日出産かぼちゃの収穫はこれからのため、今回使用したかぼちゃは、日出産とは別の物。料理のアイデアは高校生が出し、調理の仕方などについておばちゃんズが指導をした。肉詰めでは、トリニクと混ぜて椎茸に詰めると、ゴマ油で香ばしく焼いた。甘辛いタレの香りが調理室に広がった。また、かぼちゃを使って餡を作り、おまんじゅう作りもした。
 完成した料理は、野球部、サッカー部、バスケットボールの主将が試食。「味付けが最高」「美味しい」と大好評だった。
 商業部の甲斐愛美部長(17)は「かぼちゃ料理は初めて作った。高平おばちゃんズが手伝ってくれたので、うまく出来たと思います。切り方などを教えてもらい、いろんなことが学べました」。
 高平おばちゃんズの末綱智子代表は「食に関する活動を5年ほど前から行っています。日出総合高校の生徒さんとは、お弁当の帯のデザインをしてもらったり、オリジナルシールを作ってもらったり交流をしてきました。高校生が考えた料理を一緒に作れて、楽しかった」とそれぞれ話した。