第69回別府大分毎日マラソン

ゆめタウン別府店前を走る優勝したH・サリ選手(No・5)らの先頭集団
日本勢で今大会最速だった吉田祐也選手

 「第69回別府大分毎日マラソン大会」(九州陸上競技協会、大分県・県教委、大分市・市教委、別府市・市教委など主催)が2日正午、大分市の高崎山・うみたまご前をスタート、国道10号の亀川漁港前を折り返し、大分市営陸上競技場にフィニッシュする42・195㌔㍍のコースで開催された。過去最多の4051人がエントリーした。
 今大会は、東京2020パラリンピック視覚障がいマラソン代表推薦選手最終選考大会であり、第20回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会、日本実業団陸上競技連合海外派遣男子選手選考会を兼ねている。
 暖かい陽気の中、正午に高崎山・うみたまご前でスタートラインに並ぶ出場者の目の前で号砲が鳴り響きスタート。ゆめタウン別府店前では、子どもから大人が旗を振り「頑張れー」と声援。また、沿道から知り合いが出場している応援者が手を振って、応援していた。最後の出場者が走ってくると「諦めるな!」「頑張ってー」と拍手とともに応援が飛んだ。
 海外招待選手のハムザ・サリ、アブデラ・ゴダナ両選手と初マラソンの吉田祐也選手が39㌔過ぎまで優勝争いを演じたが、吉田選手は終盤で突き放された。しかし、日本勢最高の3位でゴールテープを切った。
 大会のスタート時の気象は、晴れ、13度、湿度45%、北の風1・6㍍。
 男子、女子、視覚障がい者男女の各3位までは、次のとおり。(敬称略)
 【男子】①ハムザ・サリ、2時間8分1秒(26、モロッコ)②アブデラ・ゴダナ、2時間8分6秒(27、エチオピア)③吉田祐也、2時間8分30秒(22、青山学院大)
 【女子】①レイチェル・ロジャーズ、2時間40分2秒(32、オーストラリア)②山崎絵里子、2時間48分22秒(33、東京陸協)③中山苑香、2時間51分13秒(30、内田治療院AC)
 【視覚障がい者男子】①堀越信司、2時間31分53秒(31、NTT西日本)②高井俊治、2時間33分37秒(33、D2C)③山下慎治、2時間34分5秒(36、シーズアスリート)
 【視覚障がい者女子】①道下美里、2時間54分22秒(43、三井住友海上)②青木洋子、3時間10分40秒(43、NTTクラルティ)③近藤寛子、3時間12分8秒(53、滋賀銀行)

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