別府市子ども家庭総合支援拠点設置

子育て支援課前には、光の園の職員が手作りした支援拠点の看板が掲げれられている

 別府市は、子どもとその家庭及び妊産婦等を対象に、子育ての困りごとなどを相談できる「子ども家庭総合支援拠点」を市役所1階の子育て支援課と荘園の社会福祉法人「別府光の園」に設置した。子どもが心身ともに健やかに育成されるように、必要な情報提供や支援を行う。
 児童福祉法等の一部改正により、国は、2022年までに市町村に支援拠点を設置する方針を示している。より専門的な相談や訪問によって、継続的な支援をするのが目的。また、市役所では平日の開庁時間中のみの相談となるが、光の園に業務委託を行うことで、24時間相談が可能になり、対応強化を図る。
 支援拠点を置くことで、地域資源やサービスをつなぐ中心となり、児童福祉の専門機関への委託をすることで専門的知見に基づく支援対応の強化や夜間、休日、年末年始の対応にもつながる。さらに、拠点を設置することで、国の補助金も活用することが出来るようになるというメリットがある。
 業務内容は▽子ども家庭支援全般に係るもの=実状の把握、情報の提供、相談等への対応、総合調整▽要支援児童及び要保護児童、特定妊婦への支援=危険判断とその対応、調査、アセスメント、支援計画の策定等、支援及び指導、児童相談所による指導措置の委託を受けて指導を行う▽関係機関との連絡調整▽その他必要な支援ーとなっている。乳幼児健診未受診者への家庭訪問や短期支援としてショートステイやトワイライトステイなどを行う。また、機構改革後は、子どもの貧困対策事業に関することも業務として行う予定。さらに、光の園では、月1回、弁護士による専門相談(要予約)も行う。
 支援拠点に関する問い合わせは、子育て支援課(電話21・1239)か、光の園の拠点専用ダイヤル(090・1348・0874または080・3371・0874)へ。

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