違反建築防止週間の一斉パトロール

新築工事現場で説明を受ける市役所職員ら

 別府市役所建築指導課(渡邊克己課長)は「令和2年度違反建築防止週間における一斉パトロール」を15日午前10時から、市内13カ所で行い、同課職員4人、市消防本部予防課2人、大分県建築士事務所協会1人、県建築士会別府支部2人、県建設業協会別府支部1人の計10人が2班に分かれて点検。違反はゼロを確認した。
 違反建築防止週間(15日から21日)は、昭和47年より全国で一斉に実施されており、建築基準法その他の関係法令の理解と認識を深めて、違反建築の防止を図るとともに、建築基準法が定める建築のための諸手続きの徹底を図るための取り組みを実施することにより、建築物の安全性の確保と良好な市街地環境の形成に資することが目的。
 出発式が別府市上下水道局3階大会議室で行われ、渡邊課長が「別府市は特定行政庁となった平成9年から、毎年実施しており、今年で24回目。昨年度は13件の現場に立ち入りし、指摘事項はなかった。結果を国土交通省から公表されるので、パトロールの結果は県を通して国に報告される。この週間や年間を通して、違反建築防止の啓発や周知活動を取り組んでいきたい」とあいさつ。
 その後、1つの班が観海寺の(仮称)杉乃井ホテルカジュアル新棟新築工事の現場に向かい、実体規定違反に係る点検(無確認建築件数・棟数、道路関係違反件数、容積・建ぺい率・高さ・斜線制限違反件数、用途違反件数、その他の件数、確認表示未掲示建築物件数)を行い、違反はなかった。
 点検を行った市建築指導課の原竜生主任(30)は「問題はなかった。建築指導課でも現場を確認しており、安全に工事をしていた」と述べた。

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