昨年の別府警察署生活安全課まとめ

年金支給日には金融機関で特殊詐欺防止を呼びかけている

 別府警察署(矢野哲幸署長)生活安全課はこのほど、昨年1年間の刑法犯認知件数などをまとめた。
 刑法犯認知件数は376件(対前年比34件減)。最も多かったのは万引きで87件(18件増)。万引きでは54人を検挙しており、うち65歳以上の高齢者33人、青年は20人、20歳未満の少年が1人。そのほか、自転車盗40件(9件減)、オートバイ盗1件(5件減)、空き巣などの侵入盗4件(5件減)。
 特殊詐欺は15件発生しており、被害金額は1542万円。手口で一番多かったのは、架空料金請求詐欺で7件(4件減)となっている。
 凶悪事件は1件発生している。8月に略取誘拐未遂・傷害事件があり、野田で犯人が警察官をかたり、女性の腕を引っ張り車に乗せようとした。しかし、女性が抵抗したために未遂に終わった。その際、女性を転倒させてケガを負わせた。
 戸次清治生活安全課長は「特殊詐欺15件中7件が、サイト利用料金が未納などとかたる手口の架空料金請求詐欺です。最近は、警察官や銀行員をかたって、犯人が自宅にキャッシュカードなどを受け取りに来る手口の『預貯金詐欺』も増えています。詐欺に遭わない1番の方法は『犯人と話をしないこと』です。お金絡みの電話はすぐに切り、家族や警察に相談をして下さい」
 「防犯の基本は『鍵かけ』です。鍵をかける、ちょっとした一手間で、大事な貴重品を守れます。自宅にも乗り物にも必ず鍵をかけましょう」とコメントした。

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