過去最多の523人の陽性確認

 大分県と大分市は8日、4651人に対してPCR等検査を実施し、姫島村を除くすべての市町と県外の10歳未満から80歳以上の男女523人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の新規感染者数としては、過去最多。
 クラスター(集団感染)は▽国東市内の医療機関▽日田市内の事業所▽由布市内の幼児教育・保育施設▽由布市内の別の幼児教育・保育施設▽佐伯市内の幼児教育・保育施設▽杵築市内の学校ーの7件を確認。関係者の検査を進めている。
 年代別では、10歳未満108人、10代86人、30代83人、40代68人、20代56人、50代44人、60代33人、70代25人、80歳以上20人。感染経路別では、不明が209人、家族196人、施設57人、学校21人、医療機関19人、職場11人、知人9人、県外1人となっている。
 別府市内の感染者は48人。年代別では、40代と50代各8人、10歳未満7人、30代と70代各6人、80歳以上5人、10代4人、20代と60代各2人。経路別では、家族22人、不明14人、医療機関9人、施設3人。
 別府市以外の市町の感染者数は、大分市269人、日田市49人、中津市34人、杵築市31人、由布市16人、国東市と佐伯市各14人、豊後大野市9人、臼杵市8人、日出町と県外各7人、宇佐市5人、竹田市4人、玖珠町3人、津久見市と九重町各2人、豊後高田市1人だった。
 換気が不十分な場所での感染が多く起きていることから、県では常時の換気とマスクの適切な着用、密の回避など基本的な感染対策を呼びかけている。