陸上自衛隊第41普通科連隊で候補生入隊式

自衛官候補生として新たな第一歩を踏み出した(写真は広報班提供)

 陸上自衛隊第41普通科連隊は、令和4年度自衛官候補生課程の入隊式を8日午後1時半、別府駐屯地で行った。当初は10日に来賓や保護者を招いて行う予定だったが、大分県内でも新型コロナウイルスの感染状況が高止まりにあることを考慮して、部隊のみの参加に縮小した。
 今年度の自衛隊候補生は、福岡、長崎、熊本、宮崎、鹿児島各県の18歳から25歳の17人。教育は、三好修二副連隊長を教育隊長に行う。
 中村英昭連隊長が告達。候補生を代表して、堤拓海さん(23)が申告と宣誓を行った。
 中村連隊長が「自衛官候補生の諸官、入隊おめでとう。諸官の入隊を心から歓迎する。また、国家防衛という崇高な職を選んで入隊してくれたことに対し、敬意を表する。入隊に際し、自衛官候補生の諸官には、次の2点を要望する。1点目は、『公人たれ』。本日を境に『自分自身は、国や地域のためにある』ということを強く意識してもらいたい。2点目は、同期の絆の強化である。楽しいこともあれば、体力的にも辛いと感じることがあるだろう。しかし、決して1人ではない。苦楽を共にする心強い同期が常にいることを忘れてはならない。本課程教育での生活が諸官の人生にとって、かけがえのない貴重な宝となることを祈念する」と式辞を述べた。