15日に北浜公園等でフラフェスを開催

3年ぶりに開催されるフラフェスティバルを前に熊八像がハワイアン
スタイルに世界で活躍するレイメーカーの大谷さん(中央)が手がけた

 第5回フラフェスティバルin別府2022が15日午前9時から、北浜公園を主会場に、トキハ別府店大屋根下、JR別府駅、竹瓦温泉前などで開催されるのを前に10日午前10時、別府駅東口前広場の油屋熊八像にレイがかけられた。
 手がけたのは、自然との調和を大切にしたレイづくりで世界で活躍するレイメーカーであり、フラワーアーティストの大谷幸生さん。大谷さんは3年前、フラフェスに参加して、生花を使ったレイ作りのワークショップを開催している。その際、熊八像が造花のレイをかけていたのを見て「生花でレイを作れたら」という思いを持ったと言う。3年ぶりにフラフェスが開催されることになり、「それなら」と今回の「まずは熊八像からハワイ化」に一役買うことになった。
 花の多くは東京から持ち込んだが、静岡県の伊豆半島にある河津町がカーネーションの産地で、今回の話しをしたところ、「同じ温泉地同士。協力しましょう」と、生産者が沢山のカーネーションを提供してくれた。前日に9本ほどのレイをつなげて、約4㍍にもなるレイを別府市民らと一緒に作った。
 熊八像と鬼っ子に花輪とレイをかけ、4㍍の特大のレイは、熊八像の手の部分に設置して、熊八翁から訪れた人にレイをかけてあげるイメージにした。
 フラフェスは午前9時からオープニングセレモニーを行い、ゲストステージとして、KUMIKO&KAI、マナラニのライブを行う。また、北浜公園にはハワイアンフードや雑貨なども並び、キッチンカーも参加する予定。
 吉野可奈子実行委員長は「是非、多くの人に見に来て、楽しんでもらいたい」と話した。
 当日は、県内外からフラ及びタヒチアンダンス教室の38団体約500人が参加する予定。