市営温泉無料開放を廃止

会見で説明をする長野市長

 長野恭紘別府市長は22日午前11時、定例会見を開いて今年度から、年末年始に行っていた市営温泉の無料開放を廃止すると発表した。
 長野市長は「無料開放は、年末の恒例行事として、市民の皆様や観光客の皆様に市営温泉で日頃の疲れを癒してもらうために実施していましたが、新型コロナウイルス感染予防対策や施設の衛生管理の面などを踏まえ、廃止とする」と経緯を説明。「気持ちとしては、やりたい」としながらも「利用される入浴者の皆様に安全安心で快適な入浴環境を提供するための取り組み」と理解を求めた。
 年末年始の無料開放は、市に記録があるのは昭和51年からで、12月29日から1月3日まで、7施設で実施されてきた。コロナ禍前では、約2万5千人が利用していたが、コロナ禍での無料開放休止期間(有料)では、半分ぐらいの利用者だという。
 別府市としては、「これまで6日間、密な状況を作っていたこともあり、安心安全を提供するのが第一の使命」と感染を最大限防ぐという意味でも、廃止を決めたと説明した。