八幡朝見神社で50人が節分豆まき

拝殿から豆をまく参加者ら

 八幡朝見神社は第32回新春恒例「節分・豆まき」を1日午前7時、同神社境内で斎行した。新型コロナのため、3年ぶり。卯年生まれの年男や年女11~83歳の50人が「鬼は外、福は内」のかけ声とともに元気よく豆をまいた。
 節分は3日だが、八幡朝見神社は1日に参拝者が多く、豆まき後に学校や会社に行ってもらおうと考えて、1日早朝に行っている。
 神日出男宮司が「マスクをしての豆まきは初めてだと思います。3年ぶりなので『鬼は外、福は内』のかけ声のときに、鬼(疫病神)を追い払ってください」とあいさつ。
 神事の後、5人ずつ太鼓の音と「鬼は外、福は内」のかけ声にあわせて豆をまいた。
 菅野晴久さん(11)=山の手小=は「コロナがなくなってほしいと願い、豆をまきました。今年は勉強をがんばり、小学校最後の年なので友だちとの思い出を作る」。
 市内の女性は「コロナの収束を願っています。今年を振り返ったときに『あのとき厄を落とせたので、何事もなかった。平穏な1年だった』と思えるようにしたい」とそれぞれ話した。