JA全農カップ兼市長杯野球大会

逆転でAパートを制した境川少年野球部
コールド勝ちでBパート代表となった別府大平山少年野球部
第3代表をコールドで勝ち取った別府鶴見小マリンズ

 JA全農カップ第30回TOS小学生野球大分県チャンピオン大会別府支部予選兼第43回別府市長杯学童軟式野球大会が開催され、8日に決勝戦が行われた。
 試合は、AとBのパートに分かれてトーナメント方式で行われ、各パートの代表を決め、第3代表として、各パートの2位チームによる決定戦が行われた。
 Aパートには6チームが出場し、決勝は境川少年野球部と別府鶴見小マリンズが対戦。1回表、鶴見小は、2番長篠選手がヒットで出塁すると、相手ピッチャーのけん制パスボールで一挙に3塁に進んだ。4番の汐月選手のヒットで生還し、1点を先制した。しかし、2回裏に境川の代打で登場した野崎選手がショートゴロになるも送球エラーで2塁に。6番の永広選手が2塁打を放ち、1点を返して同点に追いつくと、5回裏に四球と内野安打でランナーをため、ピッチャーゴロの間に2、3塁に。2番の青木選手のスクイズで1人が生還して逆転。キャッチャーへのパスボールの間に3塁走者が生還して追加点を入れ、3ー1で境川が代表となった。
 Bパートは7チームが出場し、決勝は別府大平山少年野球部と南立石ファイターズが対戦。大平山が1回表、ヒットで出塁すると、3番の豊島選手がレフトオーバーを放ち、そのままホームに戻りランニングホームランで2点を先制。4回にも内野安打と相手のエラーで1、2塁とすると、ダブルスチールに成功。その際、サードへのけん制がエラーとなり、3塁ランナーが生還し、2塁ランナーも3塁へ。代打で登場した伊藤選手がスクイズをし、3塁ランナーがホームへ。5回にも四球とヒットでランナーをためると、2番井上選手のピッチャーへの内野安打の間に2人が生還。井上選手も盗塁を決め、相手ピッチャーをゆさぶると4番奥本選手のピッチャーゴロの間にさらに1点を加え、7ー0として大平山が5回コールド勝ちとなった。
 第3代表決定戦は、鶴見小と南立石の対戦に。鶴見小が1回表に四球と死球で出塁すると、パスボールの際に1人が生還。さらにパスボールが続いてもう1人生還し、2点を入れた。その裏、南立石も先頭打者の広瀬選手がセンターオーバーのランニングホームランと連続ヒットで2点を返してすぐに同点に追いついた。しかし、2回表、鶴見小が四球で出塁すると、8番の藤原選手がライトにヒットを放ち、これらランニングホームランとなり2点。さらに2点を追加してこの回4点を入れると、3回に2点、5回に3点を入れて、11ー2として、鶴見小がコールド勝ちで代表権を獲得した。各チームのメンバーは次のとおり(敬称略)。
【境川少年野球部】▽代表=大友寿美▽監督=手嶋康蔵▽コーチ=津福哲児、菅雄輝▽選手=青木太樹(主将)、後藤幸晴、大友晏寿、青野輝、手嶋康大、森山弦太朗、平岡凌太、永弘樹、上野栞永、野崎成央、筒井晴十郎、貞山海翔、臼井アンナ、西村優龍、長野莉々輝、菅大翼、津福郁斗、後藤悠翔、工藤翔太、森永康介、河野泰嗣、矢野雄大、小松千隼
【別府大平山少年野球部】▽代表・監督=今宮美智雄▽コーチ=上原勇二、大石賢二▽選手=伊藤みのり(主将)、川嶋星太、藤由純大、梛野澪央斗、山下啓太、豊島大和、井上幸大、坂本聖道、奥本晴、渡邊暁斗、三浦大和、小野蒼真、鈴木悠緋、高尾想愛羅、藤野颯斗、藤本絆愛、岩本凌大、横山直希、大石昊、加藤峻司、小野翔陽、丸山実琉、鈴木陸斗、山田湊
【別府鶴見小マリンズ】▽代表=汐月雄二▽監督=亀島功吉▽コーチ=三浦康治、田吹拓寿▽選手=汐月瑠哉(主将)、若杉珀兎、成井夢聖、伊藤太陽、百崎琉貴、三浦理一、神鳥皇海、河野紫苑、高尾竜平、藤原徹平、小川晄生、田吹來唯斗、長篠匠真、佐藤晃輔、秋吉寛人、高島吏句、小川琥響、酒井健豊、竹林京祐