明豊高校看護科の第21回戴帽式

戴帽の儀を30人が行った

 明豊高校看護科は第21回戴帽式を10月31日午後2時、同校体育館で行い、30人が出席した。
 式では、国歌斉唱後、戴帽の儀では真新しいナースキャップを着用、ナイチンゲール像から聖火を手にした生徒たちが「灯火によせて」として一人ひとり決意を述べた。
 続いて、岩武茂代校長が「ナイチンゲールは後に続く人たちに『あなた方は、進歩しつづけない限りは、退歩していることになるのです。目的を高く掲げなさい。2年目も3年目も、またあなたの生涯を通して、この最初の1年に築いた基礎の上に立って、自分を訓練し続けなければなりません』という言葉を残しています。専門職にこれでよいという限界はありません。皆さんが、これからプロの看護師を目指して、知識、技術、心を磨き、将来素晴らしい看護師となることを心より願っています」と式辞を述べた。
 来賓の清宗一郎同校PTA会長が「皆さんはこれから始まる医療現場での実習に向け、その決意を新たにしていると思います。看護師という仕事は、病院の最前線に立ち、病院の中で24時間常駐し、患者さんに一番近くで寄り添い、肉体面精神面の異常を把握しなければなりません。これまでの経験にないことの連続でしょうが、病院、医師、看護師、職員をはじめ、多くの方々の支えや励ましのもと、ともに戴帽した仲間と有意義な看護実習を行ってください」と祝辞を述べた。
 3年生を代表して小野うららさんがお祝いの言葉、2年生を代表して持田真里子さんが答辞をそれぞれ述べた。
 岩武校長、清PTA会長、三浦政人・明豊高校同窓会副会長、溝部芳明・学校法人別府大学常任理事、盛本功爾郎・同法人事務局長、看護科1年生代表の小田なつきさん、普通科体育専攻クラス代表の岩松美乃莉さん、高大連携クラス代表の久士目元気さん、特別進学クラス代表の秋吉花南さん、看護科3年生代表の小田原奈津美さん、専攻科生徒代表の相良彩由美さんらがナイチンゲールへの献花を行い、校歌を斉唱した。