第2回別府市議会定例会の一般質問⑦

 令和8年第2回別府市議会は18日午前10時、再開し、一般質問を行った。最終日午前は中村悟氏(創る未来の会)、小野佳子氏(公明党)が夏休み児童クラブ、妊産婦・乳幼児専用福祉避難所、投票環境の充実による投票率向上、子どものこころの健康観察の取組などについて質問した。
 塩手悠太氏(有志の会)が質問したが、休憩に入り、午後からも行う。

妊産婦・乳幼児専用福祉避難所を

中村悟氏(創る未来の会)

中村 悟氏

 中村悟氏は妊産婦・乳幼児専用福祉避難所の設置に向けた進捗状況について質問。
 中西郁夫防災局次長兼防災危機管理課長は「令和6年6月1日に社会福祉法人栄光園と、災害発生時における福祉避難所の設置運営に関する協定を結んだ」と答えた。
 中村氏が「別府市でもいざというとき、妊産婦や子育てに優しい町としての価値が大いに上がった」と述べ、「利用手順や対象者の選定基準は」と質問。
 大久保智市民福祉部次長兼障害福祉課長は「福祉避難所は、一般的な避難所の生活に特別な配慮を必要とする要介護者を受け入れるための避難所だが、同時に当該施設に入所している人の生活の場。災害時には避難所の協定を締結している施設の被害状況の確認が第一。利用手順や判断基準は、今後、相手側施設と協議していく」と答えた。
 中村氏が「家族の同伴避難はできるのか」と質すと、大久保次長は「内閣府作成の福祉避難所の確保・運営ガイドラインによると、福祉避難所の対象はなんらかの特別な配慮を要する者とし、その家族まで含めて差し支えないとされているが、今後、相手方施設と協議になる」と答えた。
 中村氏が「妊娠中、出産直後のお母さん方の精神状態を鑑みると、家族のサポートは大切。同伴避難は、お母さんが希望すれば可能にしていただきたい」と要望した。
 そのほか、夏休み児童クラブ、宿泊税の使途などについて質問した。

子どものこころの健康観察

小野佳子氏(公明党)

小野 佳子氏

 小野佳子氏は子どものこころの健康観察の取組として、別府市の小・中学校における不登校の現状を質問。
 藤原良浩学校教育課参事兼教育相談センター長は「国の調査では、令和4年度270人、5年度299人、6年度267人」と答えた。
 小野氏が「不登校の定義は、なんらかの心理的、身体的あるいは社会的要因などにより登校しない、また登校したくてもできない状況にあり、年間30日以上欠席した児童生徒。その定義に当てはまらない場合であっても、さまざまな悩みや不安を抱え、学校に行きづらさを感じながら過ごしている生徒は少なくない。欠席日数という数字だけでは見えない子どもたちの声やサインにも目を向け、早い段階から寄り添い、支援していくことが大切」と述べた。
 小野氏はタブレット端末を活用したこころの健康観察について質問。藤原参事が「児童生徒が一人一台端末として、日々の体調や心の状態を入力し、教職員がその変化を迅速に把握することで早期発見、早期支援につなげるためのもの。ICTの活用により児童生徒は、対面に比べて心理的な負担が軽減され、SOSの発信がしやすくなるとともに、教職員にとっては児童生徒の状況をデータとして、客観的に捉えられる」と答えた。
 そのほか、投票環境の充実による投票率向上、金婚式祝賀事業などについて質問した。