別府溝部学園高校の卒業作品展示会

3年間の集大成を披露して上位入賞した佐藤さん、畑中さん、猪野さん(左から)

 別府溝部学園高校の食物科3年生による卒業作品展示会が、10日に行われた。3年生35人が、3年間の集大成を披露した。
 午前9時から調理にとりかかり、午後0時20分から佐藤清信校長や教員、指導した講師陣らによる審査が行われた。各自テーマを決めて、フルコースの料理を作った。作品の中から1品を試食として提供。味はもちろんだが、テーマが料理に沿っているか、材料費と見合った料理に仕上がっているか、服装や対応など20点満点で行った。
 佐藤校長が「入学して最初の登竜門は、かつらむき大会があった。3年間で色々な思い出があると思う。本当に美味しい料理が出来たと思います」とあいさつ。堂面棚田の文化祭に協力した生徒のために、会場に沢山のフラワーアレンジメントを飾った恒松恵典内竈堂面棚田を守る会会長は「花をキレイだと思う心は、料理にもつながると思う。これからも、良い作品を作ってほしい」と述べた。
 最優秀賞には、畑中咲為さん(18)の「切磋琢磨」、優秀賞に佐藤響さん(18)「1009日」、優良賞に猪野愛友奈さん(18)「今の私が伝える18年間の母への感謝『ありがとう』」が選ばれた。
 畑中さんは「学んできたことの全てを出し切れるようにやりました。タイトルは、みんなで切磋琢磨することで成長することが出来たという思いを込めました。ポイントは、飴細工で王冠を作ったところ。自分が選ばれるとは思っていなかったので、驚きました。思いを込めて作ったので、自信が持てました」と話した。

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