虎雀会が創立70周年記念展示会

来場者はアート作品や日用品などの作品を見て回った

 竹製品生産者の会「虎雀会」(藤原満喜会長)は創立70周年記念展示会を17日まで、別府市竹細工伝統産業会館で開催している。時間は午前8時半から午後5時だが、最終日のみ午後4時まで。11日は休館。入館料は、高校生以上310円、小中学生100円。
 虎雀会は昭和24年6月15日、戦後の代用品作りから新しい生活用具を創り出すことを目的に、当時の中堅、若手を中心に結成された。以後70年間、会員の世代は代わったが、月一度の例会は現在も続いている。
 藤原会長ら会員、渡辺稔之さん、須賀博徳さん、油布昌孝さん、亀井学さんの特別出展者、門田二郎さんら故人の計17人の雲海・小龍などのアート作品や、竹バッグ・花篭・ラグビーボールなどを展示している。
 藤原会長は「工芸のジャンルは違うが、竹を取り扱っている人間が集まっている。毎月会っているので、世代に関係なく影響し合っている。これからも若い世代につなげていきたい。毎日の繰り返しの日々が私たちの先輩が歩んだ時間であり、これから私たちが歩んいく時間となる」と話した。

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