鶴高3年生を点取りカレーで激励

愛情など気持ちのこもったカレーライスを手にした3年生

 県立別府鶴見丘高校PTA(日名子健太郎会長)は「点取りカレーで3年生を激励する会」を21日午後0時15分、同校体育館で実施した。鳥の唐揚げをトッピングした手作りカレーライスを食べて、センター試験の点数を取り頑張ってもらおうとの趣旨で、今回で7回目。
 3年生264人を前に、姫野英樹校長が「3年生になった4月より、一瞬一瞬を大切に過ごしている自分がいると思います。皆さんに『1点を削り取る。1日1点を削り取る』という言葉を送ります。最後の最後まで、頑張って下さい」。
 日名子PTA会長は「1点でも多く、皆さんの未来のために結果を残すお手伝いを、保護者として何か出来ないかと考えて、PTAとして行ってきました。今、皆さんがやっていることに無駄なことはありません。自信につながります。最後の最後まで諦めないで下さい」とそれぞれあいさつした。
 サプライズで1、2年生野球部員が応援団として、3年生にエールを送った。
 生徒を代表して入口蒼さん(18)が「受験まで1カ月を切って、緊張でいっぱいと思いますけど、作っていただいた点取りカレーを食べて、みんなで良い点を取りたいと思います。1日に1点ではなく、点取りカレーで何百点もアップするぐらい食べます」とお礼の言葉を述べた。
 その後、クラスごとにPTAが「頑張ってね」と声をかけながらカレーライスと、教諭のメッセージ付きのお菓子が一緒に手渡された。
 生徒は、クラスや仲の良い友人と輪になって、一口ごと味わっていた。
 杉安渉さん(18)が「自分たちの受験のために、こんなにしてくれたことを感謝している。推薦が決まっています。みんなには不安に感じたり緊張したりすると思うけど、本番でも力を出してほしい」。
 加藤智也さん(18)は「いろんな味のするカレーだった。父兄全員の思いを感じた。1点でも多くの点を取りたい」。
 伊藤美月さん(18)と南あおいさん(18)は「カレーと米1粒1粒にこめられた思いを噛みしめたので、これが1点につながると思う。残り1カ月、頑張ります」とそれぞれ話した。
 センター試験は来年1月18、19日に実施される。

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