公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団（理事長、尾野賢治大分県副知事）は「第２２回別府アルゲリッチ音楽祭」の開催延期を、発表した。
延期日時は、令和３年５月８日から６月６日まで。正式日程は、１１月ごろに発表。
▽世界的な新型コロナウイルス感染症拡大に伴う入国規制の強化により出演者の来日が困難な状況▽日本国内での収束状況が見通せない▽お客さまやボランティアスタッフなど関係者の安全や安心を第一に考えた―などを挙げている。
次回のテーマは今年に引き続き「音楽とＳＤＧｓ～未来と出会うために」。
財団を通じてマルタ・アルゲリッチ総監督が「ヨーロッパでは厳しい統制の中で、私たちは自由を失った中にいます。新型コロナウイルス感染症によって、愛する人を失い、病にある人が苦しんでいます。本当に世界から当たり前にあった普通の日常が消えてしまいました。出演を予定していたすべての音楽家や、楽しみにして下さっている皆さまとともに、来年５月に元気にお会いできますことを心から願っています」とコメントを発表した。
延期に伴い、５月９日の大分県若手演奏家コンサートの整理券は無効となる。また、チケットの払い戻しに応じる。払い戻し期間は、今月１０日から５月３１日まで。詳しくは、同財団（電話２７・２２９９）まで。