ALTの2人が離任して帰国へ

阿南副市長に離任のあいさつをした
ヴァネッサさん(中央右)とガブリエルさん(同左)

 別府市の外国語指導助手(ALT)のヴァネッサ・グァン・ヤー・チャンさん(28)とガブリエル・クレア・ぺドリーさん(29)が離任することになり2日、阿南寿和副市長にあいさつをした。
 ヴァネッサさんはニュージーランド出身で、約3年間ALTを務めた。「あっという間の3年間でした。私はずっと別府にいるのかなという気持ちでいた。よい思い出や経験が出来ました。たまに『英語が楽しい』と言ってくれる子がいて、ALTをやっていて良かったなと思いました。ゲームをした時には、気持ちよくのってくれて、元気をもらいました。ただ、行く学校が多いので、1人ひとりのことを覚えることが難しかったのが残念。今後は、日本語の先生になりたいので、教員免許を取るために勉強したい」と話した。
 ガブリエルさんは、オーストラリア出身。3年半の間大分市でALTを務めたあと、別府で約1年間ALTとして働いた。「この1年間は、すごくよかった。別府が特別な場所になった。別府の人も生徒もすごく優しかった。良い思い出が沢山あり、感謝しています。帰るのが寂しい。生徒たちはとてお元気で、私に『次はいつ来る?』とか、会うと喜んでくれて、すごくうれしかった。支援が必要な子どもたちとはあまり接する機会がなかったのは、少し残念でしたが、仕方がないと思う」と話した。今後は、大学院に復帰する予定。「卒業したら、また別府に戻ってきて、別府市の仕事がしたい」と笑顔で話した。
 新型コロナウイルス感染症の影響で、海外との往来が難しく、ALTの確保も難しくなっている。別府市はこれまで6人のALTがいたが、2人が帰国して4人となる。

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