前田温泉で「いいふろの日」

活動報告をする別府大学生3人
先着50人にプレゼントされたおせったいのどら焼き

 別府八湯温泉道名人会(佐藤正敏理事長)と別府“温泉”大学(飯沼賢司学長)は2020年いいふろの日企画「前田温泉清掃活動報告会&おせったい」を26日午前11時、上人本町の前田温泉で開催した。
 別府大学で10月3日に実施した「温泉学概論」で、佐藤理事長に別府の共同温泉の現状を話した。その際、同大学近くの共同温泉「前田温泉」が閉鎖の危機となり、名人会が管理を引き継いでいる話があった。浴室の清掃アルバイトの募集を学生に呼びかけたところ、3人の女子学生が名乗り出た。その後、現在は約10人の学生が日替わりで清掃を行っている。
 11月26日午前11時から、おせったいが行われ、別府温泉大学オリジナルどらやきが先着50人にプレゼントされた。
 続いて、飯沼学長が「管理を引き継いだ名人会から話があり、女子学生たちが清掃や番台をしています。別府大学は、地域に入って地域を支えたいと考えており、結果、学生が成長してくれることが大切」。
 佐藤理事長は「今回、前田温泉の管理運営をすることとなりました。近くに別府“温泉”大学があり、若い力を貸してほしいと相談しましたところ、快く引き受けていただきました。今後も、地域の共同温泉は多くありますが、地域の人や名人会だけの力ではなく、若い人の力も借りて、温泉を継続していければいいと思います」。
 指原勇別府“温泉”大学名誉博士(別府八湯温泉道初代泉聖)は「昨年、別府“温泉”大学の名誉博士第1号をいただきまして、光栄に思っています。『閉鎖』との張り紙を見てから、毎日入りに来てました。存続してほしいと願っていましたので、本当に嬉しい」とそれぞれあいさつした。
 清掃活動報告として、宮田風花さん(18)=史学・文化財学科1年=、市來友梨さん(18)=同=、川口玲奈さん(19)=国際言語・文化学科1年=が「面白いと思い、参加しました。掃除は、浴槽を空にしてから高圧洗浄機で床をきれいにしていく。それから脱衣場の床などを拭いていく。男湯、女湯の順番に行う。今後はユズ湯など、温泉に入っていても季節が感じられるようなことをしていきたい」と説明した。
 その後、前田温泉男湯内で宮田さんら3人が他の学生に対して清掃の仕方や風呂の入り方を説明した。
 前田温泉に入りに来た近くに住む80歳代女性は「朝から入ることができ、とても助かっている。閉鎖の話があったとき、遠くの温泉に行くか、自分で沸かすか悩んだ。本当に助かっている」と話した。

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