井田で水墨画家の詫間夢鳳展

100点以上の作品が並び販売している

 別府市出身で元大分県水墨画協会会長の水墨画家、詫間夢鳳さん=故人=の孫、詫間あき菜さんが「水墨画家 詫間夢鳳展~四季を愉しむ~」を31日まで、井田のスクランブルベップで開催している。
 あき菜さんは、祖父の夢鳳氏の想いがこもった作品を大切に管理し、今の時代に伝えようとチャレンジしている。
 100点以上の作品があり、竹・梅・ボタン・スズメなどが描かれた絵葉書(1点物)、色紙、掛け軸、鬼などのイラストが印刷されたポストカードなどを販売している。
 あき菜さんが「小さいとき、祖父から小学生特別教室の教材を使い、筆使いなどを教えてもらいました」と思い出を語った。
 今回の展示について「生の声を聞くことができ、嬉しい。竹と雀に魅せられて購入する人もいます。祖父の作品を見たことのない人は、一度見てほしい。お気に入りの作品を探してみては」と述べた。
 来場した近くに住む80歳代の女性は「本人に会ったことがあり、気さくな気取らない人だった。寅や梅の絵がお気に入り」。
 市内在住の女性は「昔、イベントで似顔絵を描いてもらった。水墨画のようにササーっと描いていた。今も飾っている」とそれぞれ話した。

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