日本政策金融公庫の中小企業動向調査

中小企業動向調査を発表した日本政策金融公庫

 日本政策金融公庫は「全国中小企業動向調査 中小企業編2021年4~6月期実績、7~9月期および10~12月期見通し」をこのほど、発表した。
 従業員20人以上の企業130社に対して行い、80社(回答率61・5%)が回答した。
 今期(4~6月)の大分県内の業況判断DI(※DIとは、企業が「良い」と回答した割合から「悪い」と回答した割合を引いた数値。数値が高いほど良好)実績は、製造業は前期(1~3月)より19・0ポイント上昇し、19・0となった。非製造業は前期より48・7ポイント増加し7・0。全産業としては、前期より41・1ポイント増の10・3となった。来期(7~9月)の業況判断DI見通しは、製造業、非製造業ともに低下する見通しの影響から、全産業でも減少する見通しだが、プラスを維持する見通し。
 ▽売上DIは、前期から35・6ポイント上昇し、1・3減。来期は3・8減と低下し、来々期は増加に転じ10・4になる見通し。
 ▽純利益DIは、前期から18・9ポイント上昇し、3・9減となった。来期はゼロに上昇し、来々期は4・0となる見通し。
 ▽価格関連DIだが、販売価格DIは前期から18・1ポイント上昇し、5・4。仕入価格DIは前期から11・7ポイント上昇し、46・8となった。
 ▽金融関連DIでは、資金繰りDIは前期から18・3ポイント上昇した。長期借入難易DIは前期から1・3ポイント上昇。短期借入難易DIは前期から2・6ポイント低下した。
 ▽従業員DIは、前期から24・8ポイント上昇し、5・1となった。来期は1・3ポイント低下し、3・8となる見通し。
 経営上の問題点は、「売上・受注の停滞、減少」が50・7%と最も多く、次いで「原材料高」が12・7%となっている。
 同公庫大分支店によると、県内の中小企業の景況は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて厳しい状況が続いているが、持ち直しの動きがある。