「まん防」解除も警戒ゆるめず

 大分県と大分市は19日2551人、20日780人に対してPCR等検査を起こない、2日間で大分、別府、中津、日田、津久見、宇佐、臼杵、杵築、豊後大野、由布、佐伯、豊後高田、国東の各市と日出町、県外の10歳未満から80歳以上の男女539人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。19日は309人、20日は230人。
 クラスターは、▽中津市内の幼児教育・保育施設▽別府市内の学校▽別府市内の幼児教育・保育施設▽大分市の高齢者施設2カ所▽由布市内の幼児教育・保育施設▽大分市内の事業所▽由布市内の学校ーで確認されており、関係者の検査を進めている。また、先月末に発生した別府市内の医療機関のクラスターは、累計130人となり、県内最大のクラスターとなった。
 2日間合わせた感染者の年代別では、10歳未満103人、30代81人、10代75人、40代65人、20代53人、70代47人、80歳以上41人、50代と60代各37人。
 経路別では、家族209人、不明156人、医療機関61人、施設56人、職場19人、学校15人、知人13人、県外10人となっている。
 別府市の感染者数は、19日90人、20日33人で、計123人。年代別では、70代26人、80歳以上18人、10歳未満17人、10代14人、30代12人、20代、40代、50代、60代各9人。経路別では、医療機関が53人と一番多く、次いで家族27人、不明26人、施設10人、学校5人、知人2人。
 別府市以外の市町村等の2日間の感染者数は、大分市は231人、中津市48人、日田市40人、由布市26人、佐伯市20人、杵築市13人、宇佐市10人、日出町7人、県外6人、国東市5人、臼杵市と豊後大野市各4人、津久見市と豊後高田市各1人だった。
 大分県では、20日に「まん延防止等重点措置」が解除されたが、感染者数は以前として高止まりで、クラスターも多く起きている。県では、マスクの着用、手指の消毒、定期的な換気、密の回避といった基本的な感染予防対策を引き続き行うように呼びかけている。