大分・熊本・宮崎の3市1町が連携

広域観光の実現に向けて覚書を交わした

 大分県信用組合(吉野一彦理事長)、別府市(長野恭紘市長)、熊本県阿蘇市(佐藤義興市長)、宮崎県高千穂町(甲斐宗之町長)、別府商工会議所(西謙二会頭)、熊本県信用組合(出田貴康理事長)は22日午後2時、けんしん本店で高付加価値旅行者の誘客に向けた新たな広域観光連携事業に取り組むことを発表した。
 ポストコロナに向けて、積極的な活動を展開するうえで、滞在時間が長く、経済効果が高い欧米豪を意識した広域観光ルート、富裕層の長期滞在に対応できる上質なプランを提供する。
 吉野けんしん理事長、長野別府市長、佐藤阿蘇市長、甲斐高千穂町長、倉原浩志別府商工会議所専務理事、出田熊本県信理事長が覚書を確認。来賓の秋月久美大分県商工労働部理事兼審議監兼観光局長らが祝辞を述べた。
 佐藤阿蘇市長は「合併以来、地域振興と観光発展をやっていかなければならず、隣の大分県と連携してやるのが、喫緊の課題だった。連携を深くしながら、しっかりと頑張っていきたい」。甲斐高千穂町長は「私たちにとって雲の上のような別府市と連携させてもらい、阿蘇からの誘客が課題だったが、連携できることになった。それぞれ連携して、誘客し、観光で賑わう地域づくりをしていきたい」。
 長野別府市長は「素晴らしいニュースをお届けできることをうれしく思う。2市1町で素晴らしい広域観光が現実的なアクションを伴って実現できる。1つの個性、資源というものを1つの町でまわすのは限界がある。ポストゴールデンルートとして、九州を1つの面として、広域的な観光をしっかりやっていかなければいけない」。倉原専務理事は「関係機関との一層の連携が必要と感じている。覚書で一層の効果があらわれると確信している。全面的に協力していきたい」。
 出田熊本けんしん理事長は「九州の中央に世界を誇れる観光地が手を携えること、うれしく思う。さらに強力な連携の枠組みが出来た。チャンスを確実にとらえ、元気になり地域を盛り上げられるように、地域金融機関として支援していきたい」。吉野大分けんしん理事長は「思いは1つ。コロナ禍で観光産業を中心とした各産業に大きな影響出ている。信用組合がやらなければならないことがある。3県連携の観光地に磨きをかけて、ハイクラスの高付加価値の旅行をつくりあげていくことを決意した。力はないが、志はもっている」とそれぞれあいさつをした。
 一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKから、ハイグレードな新ツアー「瀬戸内~九州ハイブリッド・クルージング」と「ヘリ食PREMIUM GOURMET」の2案について企画が提案された。西鉄バスやフェリーさんふらわあなどとも連携して、広域観光を図りたい考え。