別府ONSENアカデミア実行委員会

今年のアカデミア開催に向けて実行委員会総会を開いた

 令和5年度別府ONSENアカデミア実行委員会総会が14日午前10時半、市役所で行われた。
 実行委員長の長野恭紘別府市長が「過去5回開催しました。コロナ禍で開催できない期間があった中でも、皆さんの力添えをいただきながら様々な研究、実証を重ねてきました。温泉の可能性をしっかり研究して発信してきたと言えると思う。昨年から本格的にスタートした、免疫力日本一宣言の取り組みで腸内細菌に着目し、泉質でどう変化するか見える化していこうというもの。温泉療養が保険適用されるところで有名なフランスのヴィシーの副市長に来てもらうことも考えている。温泉の可能性はアフターコロナの別府の武器になると思っている。別府で実証をやって発表し、日本の稼いでいく観光に役立てていきたい。キタンのない意見をいただき、観光の可能性について議論していきたい」とあいさつ。
 議事に入り、令和4年度の事業・決算・監査報告、5年度の事業計画・予算案、役員案について審議、承認した。令和4年度は、約400人が参加して行われ、パネルディスカッション、トークショーなどを行った。
 令和5年度は、11月23日に「ウェルネスツーリズム」をテーマに、別府ビーコンプラザで開催を予定している。講演会や研究発表、トークセッション、シンポジウムを実施することにしている。役員人事では、岩田弘副市長を副実行委員長とした他、規約の「担当課」に、新湯治・ウェルネスツーリズム推進室を加えた。
 委員からは、来年の市制100周年に向けて、より地域に踏み込んだ調査・研究をすることなどについて意見が出た。