別府短編映画プロジェクトが特別講演

講師を務めた萩原健太郎映画監督
学生らが演技ワークショップで歩いて表現した

 別府短編映画プロジェクトと立命館アジア太平洋大学(APU)は共催し「学生・教職員向け特別講演『1本の映画ができるまで』・演技ワークショップ」を22日午後0時30分から同2時10分、APUグリーンコモンズで開催し、学生、教職員らが参加した。
 講師は、映画監督の萩原健太郎氏と同プロジェクトプロデューサーの森田真帆氏が務めた。
 2人の自己紹介後、映画制作の一連の過程を述べ、アイディアが生まれる所からスクリーン上映までどのようなプロセスがあるのか、映画制作のためにどんな仕事や役割があるのかを説明した。学生は熱心にメモを取る姿もあった。質疑応答もあり、学生の質問に萩原監督や森田氏が丁寧に答えた。
 ワークショップでは「歩く」をテーマにした演技を実施。続いて▽目的▽前提▽障がい▽心理▽キャラクター―の5つの項目を1つずつ演技した。最後に5つの項目を学生らの意見をもとに▽目的=リベンジ▽前提=誰かにキャリアを壊された▽障がい=雪道▽心理=寒い▽キャラクター=ヤクザ―として、学生や教職員がそれぞれ演技した。
 国際経営学部(APM)1年の山本七緒さん(19)が「俳優さんのすごさが分かりました。目的や前提などを考えながら演技をすることの難しさを学びました」。
 同学部1年の橋本侑明佳さん(19)は「演技が楽しくて、俳優さんは何テイクもやられて、自分が思い描いた演技と違うと『こうではなかったのか』と感じ、次の演技をイメージチェンジする労力を使う」とそれぞれ感想を述べた。