自転車のツーロックを呼びかける

明豊中学・高校の地域盛り上げ隊が
ツーロックを呼びかけた

 別府警察署はサイクルショップ・コダマ(児玉憲明代表取締役社長)、明豊中学・高校生徒会、野球部、地域盛り上げ隊とタイアップして「自転車の鍵かけ活動」を6日午前7時、JR別府駅駐輪場で実施し、約40人が参加した。
 式典をJR別府駅熊八広場で行い、明豊中学・高校書道部が揮毫した「愛車を守るツーロック」(高さ90㌢㍍、幅350㌢㍍)の横断幕を大分県警察シンボルマスコットのピンキー、パンキーが持つ中、幸田俊光別府署生活安全課長が「自転車にツーロックをしていれば、盗まれる可能性が低くなります。今日は令和6年6月6日とロック・ロック・ロックの日です。自転車の盗難被害に遭って悲しい思いをする人が一人でも少なくなるよう、元気よく呼びかけをしてください」とあいさつ。中島利恵別府署地域課南部交番所長からサイクルショップ・コダマの取り組みが紹介された。続いて、幸田課長から児玉社長に広報用チラシ500枚が進呈された。明豊中学・高校書道部が揮毫した横断幕と同校の取り組みが紹介され、富士井佑哉明豊高校生徒会長(17)=3年=が「私たち明豊中学・高等学校は自転車盗難防止のため、2重ロックに率先して取り組んでまいります」と力強く宣誓した。
 街頭活動では、参加者がJR別府駅北側駐輪場と西側駐輪場に分かれて、自転車利用者や歩行者に広報用チラシ、ティッシュ、ワイヤー錠500組を「自転車の鍵かけをお願いします」と言って手渡していた。生徒は「ツーロック」「愛錠」と書かれたプラカードを手にして自転車の盗難防止を呼びかけた。
 中島南部交番所長は「今回は企業、学生、市内に住む一般の方からの呼びかけることで機運を高めるために行いました。2重ロックを呼びかけるのは、泥棒も諦める可能性が高くなるから。ツーロックの徹底を」と話した。
 別府署管内の自転車盗は昨年69件発生しており、今年は28件(対前年同期比同数)で多くは無施錠だった。