男性が330万円被害

 別府警察署は9日、特殊詐欺(SNS型ロマンス詐欺)被害の発生を発表した。
 同署によると、今年4月4日、別府市在住の男性(60歳代)の携帯電話に女性と思われる人物(以下、A)から、インスタグラムのダイレクトメッセージが届き、趣味の話に意気投合し、LINEを交換した。LINEでやり取りする中で5月16日、Aから「FXをやっていますか。うまく運用していけば利益が出ますよ」などと投資話を持ちかけられた。男性は以前から投資に興味があったため、Aの指示に従い、暗号資産取引所に自分名義の口座を開設した上、携帯電話にFX取引をするためのアプリをインストールした。その後、5月18日から6月4日までの間、同取引所で暗号資産を購入し、複数回、Aから指定されたアドレスに送金したところ、アプリの画面上で利益が出ていたことから、男性は利益の一部を出金しようとした。
 男性がアプリ内のカスタマーセンターに問い合わせをしたところ、「出金するためには保証金が必要。保証金は返還される」などと回答があったため、その話を信じた男性は、同アドレスに複数回にわたり暗号資産を送金し、合計約330万円をだましとられる被害に遭った。
 その後、男性はカスタマーセンターに同様の問い合わせをしても「出金するためには利息が必要」などとお金の要求が続くので、不審に思っていた。その後、金融機関の職員から「詐欺被害に遭っていませんか」という連絡があった。男性が6月5日、別府署に出向いて、被害に遭ったことに気づいた。
 別府署は「SNSで知り合った相手から投資を勧められた場合は詐欺であることを疑い、お金を送金する前に家族や警察に相談してください」と呼びかけている。