
指揮調査係指揮隊課長補佐

別府市消防本部の援助隊員
別府市消防本部は「令和8年熊本地震緊急消防援助隊帰隊に伴う市長報告」を20日午前9時、別府市消防本部4階会議室で開き、長野恭紘別府市長、消防本部管理職、緊急消防援助隊出動隊員20人の計約30人が出席した。
熊本県熊本地方で7月28日午後4時27分ごろ、最大震度7の地震が発生したことを受け、総務省消防庁より緊急消防援助隊の出動指示が大分県にあり、別府市消防本部からも7月28日から8月2日までの6日間、12日から14日までの3日間に30人の職員が熊本県に出動し救助などの活動にあたった。その活動報告を第1次(指揮隊1隊4人、救助小隊1隊5人、後方支援小隊2隊5人の計4隊14人)を代表して千葉伸一第1中隊指揮調査係指揮隊課長補佐(49)、第2次(指揮隊1隊4人、救助小隊1隊5人、後方支援小隊2隊4人の計4隊13人)を代表して鶴崎博之第2中隊指揮調査係指揮隊課長補佐兼係長(48)、第6次(救急小隊1隊3人)を代表して大久保孝太第1中隊朝日救急隊副隊長(41)がそれぞれが長野市長に報告した。
出動規模は▽大分県=第1次(7月28日から30日)は34隊122人、第2次(30日から8月2日)は34隊121人、第3次(8月2日から5日)は4隊12人、第4次(5日から9日)も同数、第5次(9日から12日)は2隊6人、第6次(12日から14日)も同数。
報告終了後、長野市長は「現場は過酷な状況だったと思います。余震がある中、不安な心境の中で救助活動や支援活動をしなければならない。現場を実際に見ましたが、能登半島地震に近いような家屋の損壊やインフラの決壊があった。今回、皆さん方が目の当たりにした状況、救助活動や支援活動は、必ずこれから先の市民の生命、財産を守る、そして観光客の皆さんの安全安心を守ることにつながる。いざというときのために、この支援活動を糧に今後の別府に置き換えたとき、どういう初動体制から救助活動や支援活動につなげていくかを消防全体の課題として、話し合っていきたい」と訓示。
「現地は今も完全には上下水道の復旧はできていない。私たちも老朽管の切り替えを行っています。過酷な環境の中で、任務を遂行して帰ってくれました。今後は、今回学んだことを全力で別府市の安全安心を守る」と付け加えた。
千葉課長補佐は「倒壊している家屋が多々ありました。受援側と応援する側は活動の内容が変わってくるので、学んだことを所属に還元できればと思う」。
鶴崎課長補佐は「想像を絶するような瓦礫の多さだった。瓦礫の粉塵はかなりひどくて、非常に特別な粉塵だった。隊員には安全管理を徹底させた。多種多様な救助活動が求められる。日ごろから、想定をしたい。訓練を積み重ねて有事の際は、速やかに救助活動ができるように訓練を行いたい」。
大久保副隊長は「車内から見た現場は建物の倒壊などがあった。他市の消防とコミュニケーションを取り、訓練内容なども聞けたので、実際の現場で役に立つコミュニケーションが図れた」とそれぞれインタビューに答えた。
