長野市長「ベビーファースト宣言」

子育てしやすいまちづくりに向けて「ベビーファースト宣言」を行った

 公益社団法人日本青年会議所が進める赤ちゃんと妊産婦に優しい社会づくりを目指す「ベビーファースト運動」に賛同し、長野恭紘別府市長が30日午後1時、市役所で「ベビーファースト宣言」を行った。
 子どもにフォーカスをして、子育て環境への理解を深めていこうというもの。出生数と出生率は減少し「人口減少」や「少子化」などのネガティブな側面だけでなく、これからの日本を支える赤ちゃんや赤ちゃんを産んでくれたお母さんを称える価値観を広めていく。市町村長や企業の社長らが「わたしの活動宣言」をすることで、子育てをしやすい社会環境づくりを行う。
 別府市は「湯けむりとぬくもりのなかで、子育てしやすいと実感できるまち」を基本理念として、第2期別府市子ども・子育て支援事業計画を策定して、取り組みを進めている。県内で7番目に宣言を行った。
 花田将司日本青年会議所2021年度国家グループ総活躍社会確立委員長、日本青年会議所九州地区大分ブロック協議会の中根竜会長、彌田昌克総活躍社会確立委員長、千壽智明同副委員長、赤嶺里歩事務局長、別府青年会議所の松田史朗理事長、明石耕司専務が出席。
 中根会長が「全国でベビーファースト運動を進めようということで、大分県でも18市町村長に宣言をしてもらい、社会の雰囲気を変えていきたい」とあいさつをした。
 長野市長は「あったか地域で♨湧くわく子育て」を「わたしの活動宣言」として掲げた。「概念的だが、別府らしく考えました。具体的なアクションを一緒にやっていきたい」と話した。