別府市子ども読書サミット

キャッチコピーなどを
自分たちで考えてPOPを作った

 別府市教育委員会は「第3回子ども読書サミット」を23日午後1時、市北部地区公民館で開催した。約50人が参加した。
 子ども司書養成講座受講生や、認定子ども司書がこれまでの活動を振り返り、交流の機会を通じて読書活動実践のスキルアップを図るのが目的。
 養成講座受講生が、大分県立図書館や別府市立図書館での学びを発表。令和5年度の「第8回中学校ビブリオバトル大分県大会」で優秀賞を受賞した、足立実優さん(中部中1年)が受賞した「真夜中底で君を待つ」を実演した。ビブリオバトルは、決められた時間内で、自分のオススメの本を紹介し合う書評ゲーム。
 また、ワークショップではPOPインストラクターの片山茂さんがPOPの歴史や役割について話し、実際にPOP作りをした。片山さんは「POPは、売場の広告。まとめる力や表現力が上手くなるし、『読んでほしい』という意識が高まります。今回作るのは、本を紹介するカードですが、様々なことに応用ができます。ポイントは、あまり字を多く書かないこと、絵以外は下書きをしなこと。いかに短い言葉でみんなにその本の面白さを伝えることが出来るかです」とアドバイス。
 参加者は、持参した本や来場した「小さな本屋さん(別大ブック)」から本を借りるなどして、自分なりのPOPづくりに取り組んだ。絵が苦手な人は、シールを使って表現したり、文字を切り抜いて貼り付けることで立体的に見せたりと、それぞれ工夫を凝らしてオリジナルのPOPを作り上げた。